海を渡る事から始まる旅へ

佐渡への旅は、船に乗ることから全てが始まります。
わざわざ海を渡るからこそ出会える景色や体験、味覚があること。
そのことはガイドブックでもよく紹介されていますし、佐渡に行こうかなと思った時に少し調べたら沢山情報は出て来ます。
けど「船に乗る」という部分で、心配になる人や躊躇してしまう人もいるのではないでしょうか?
はっきり言って、天候次第で佐渡汽船船内での過ごし方は大きく変わります!
波が穏やかで風もなく、全く揺れない時は、船内で存分に遊ぶことができます。
美味しい物を食べたり、甲板で景色をみたり、船内を散策したり、写真を撮ったり・・・船に乗るって、多くの方にとっては非日常な体験だと思います。
天候の良い時は、本当に素敵な船旅が過ごせますよ!
けど、天候が悪い時はどうでしょうか?
「揺れたらどうしよう」「船酔い対策はするべき?」「子供連れでも大丈夫なの?」と心配になる人もいると思います。
佐渡島民が常識として確認している事、意識している事があるので、紹介します。
揺れる可能性のある船に乗る場合の参考になさってください!
<島民の常識その1>佐渡汽船の運行状況をチェック
佐渡汽船のHPを開くと運航状況の確認ができます。
窓口で確認することもできます。
全て運航しているなら問題はありませんが、✖がついていたり、未定とかの情報が入っている場合は、要チェックです。
運航が怪しい状況になる要因は、波が高い時や風が強いです。
(例外として、船の故障や点検などで便数が減っている場合があります。)
ジェットフォイルや高速カーフェリーは、天候が悪い時は出航しません。
つまりカーフェリーが◯になっていても、他の船の欠航になっている場合は、揺れる可能性があります。
※「就欠航未定」となっている場合は、就航予定時刻の約1時間前に決定されます。
<島民の常識その2>天気(風と波予報)を確認
波予測、風予測などで検索すると、時間ごとの予測を知ることができます。
数時間単位での予測が見ることができるの、例えば午後から波が高くなっているなと思ったら、予定を早めて午前中の船に変更したりします。
1便前後にするだけでも、案外揺れは変わるので、天候に合わせて乗る船を早めることや遅めたりすることは重要です。
<島民の常識その3>船が混む時ってどんなとき?!
年末年始や連休前後などの他に、欠航後に運行再開した船は混むことが予想されます。
佐渡汽船の予約/空席状況も目安になります。
カーフェリーは大型船なので混んでて乗れないということはまずありませんが、ジェットフォイルや、カーフェリーに車を乗せる場合は、この予約/空席状況の確認が必要になってきます。
また、混んでることが予想される船に乗る場合の対策としては、時間に余裕を持って行動することをお勧めします。
理由は、車を港付近の駐車場に停めておく場合は、近くの駐車場が埋まっていることもある為です。
また、カーフェリーの場合は、席が決まっていないので、乗船後に場所を確保する必要があります。
出航ギリギリの乗船では、場所が埋まっている場合がありますので、早めの乗船がオススメです!
<島民の常識その4>
乗船したら、横になるスペースをまず確保する。
揺れる可能性がある船に乗るときは、必須事項です!!
佐渡汽船の船員さんから教えてもらった情報では、2階よりも1階、前方より後方の方が揺れは少ないとのことです。
<島民の常識その5>
揺れる船に乗る時は寝る!
これが何よりも大切なポイントです!
実は入港、出港の30分前後が一番のポイントです!
新潟側信濃川河口付近と、佐渡両津港姫崎沖合は海流がつよく、天候によっては一番揺れる場所となります。
つまり・・・
すぐに寝ることがおすすめです!!!

常識の5ついかがでしたでしょうか?
他にも幾つかご紹介させていただきます!
<揺れない船の種類とは>
間違いなく大きな船の方が揺れは小さくなります。
ジェットフォイルや高速カーフェリーよりも、カーフェリーの方が揺れは少ないです。
<乗り物酔いの薬は飲むべきか?>
薬を飲むなら乗船する前に飲みましょう!飲んですぐは効かないし、酔ってからでは意味がないので、30分前ぐらいとかが良いと思います。薬によって効いてくるタイミングは違うので、薬の説明や薬剤師さんへの相談もして、船に乗る頃に効果が効くようにしておきましょう!
もちろん、乗船前の飲食も気をつけてくださいね!
<横になる方向>
船の進む向きと直角がおすすめです。
島民が場所を確保する時、船室の窓側を頭に、進む向きと直角に場所を確保していることが多いです。
平行に寝ると波の波動が頭から足先までに伝わります。
直角だと、左右に伝わることになるので、波の波動が小さくなります。
<子連れの場合のポイント>
子供は酔わないという意見もありますが、酔う子供もいます。
そして、何より大人が辛いので・・・できる限りの準備を整えておきましょう!
- ジェットフォイル船内では、動き回って遊ぶことはできません。座ったまま遊べる物があった方が良いです。
- 船には授乳スペースやおむつ交換ができるトイレがあります。
- ときわ丸には、キッズスペースもあり、ビデオを見たり、絵本やおもちゃで遊ぶこともできます。
- 天候が良い時のカーフェリーでは、動き回って船内を散策することができます。船内売店で売られているかっぱえびせんをカモメにあげる事もできます。
- 揺れる可能性がある船の場合、できれば寝かしつけましょう!早朝や昼寝時などの眠くなるタイミングがオススメです。
- それでも、子供は寝ないもの・・・完全に寝なくても、頭を床につけておくのがオススメなので、寝転がって遊ぶことができる物を準備をしておきましょう!
- 船内無料Wi-Fiは、時間が30分で、海上ではスマホでのネット接続も不安定です。動画をダウンロードしておくことがオススメです!
<季節によっても変わる船内での過ごし方>
やはり冬の日本海は荒れることが多いです。
又、甲板での船旅が楽しめるのも気候のいい季節ですね!
初めての佐渡は、冬以外の季節、春〜夏にかけてがオススメです。
けど、冬の佐渡にも魅力はあるものですし、冬以外でも波が高い時や風が強い時などは揺れる可能性もあります。
佐渡への旅は自然が相手なので、いくつかの対策や心がけを意識してみてくださいね!
そうすれば快適な船旅から始まる佐渡の旅を楽しめることができると思います。